小学校での良い話

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先週は夏休みにかけて参加のお子さんたちがたくさん到着され、早速小学校、幼稚園へ通い始めました。やはり最初は様々なドラマがあるものですが、今回は私が感動したお話をご紹介します。ぴかぴか(新しい)
小学校から電話があり、2年生に入学したRちゃんが1日中クラスで泣いてしまっているとのこと。とりあえずお母さんとクラスに入ってもらい、落ち着くまでRちゃんと一緒にいてもらいましょう。ということになり、お母さんを伴い小学校へ直行新幹線
しかし駆けつけてみると、なぜかRちゃんは3年生のクラスにいて、しかも誰かのお母さんらしき人と楽しそうにしていました。お話を聞いてみると、そのお母さんは日本に数年間住んでいたことがあるそうで、日本語が少し話せるとのこと。2年生のクラスで泣き続けるRちゃんを自分の子供がいる3年生クラスに連れてきてくれて、一緒に遊んでくれていたようです。
3年生の先生は本当に良い先生で、学年は1つ上だけど、Rちゃんのレベルにあった教材を用意してあげるから、こっちのクラスに移動してきてもいいのよとのこと。さらにそのお母さんも本当に良心的で、Rちゃんがなれるまで毎日クラスに遊びに来てくれてもいいとまで言ってくれました。
最初は学年を変わるかどうか迷っていたRちゃんも、最終的に3年生に移動したいと先生に告げると、先生はクラスの子供たちにとても良いお話をしてくれました。
ここの学校は第2外国語として日本語を勉強するので、子供たちはちょっとだけ日本語がわかります。
先生はまず子供たちに「はい」と「いいえ」で答えられる日本語の質問をし、そのあとちょっと難しい日本語を話すと子供たちはみんな??顔。先生はみんなに「これがまさに今のRちゃんなの。Rちゃんはゆっくり簡単に話せば英語が理解できるけど、それに答えられる英語が足りないの。みんな今みたいにYESかNOで答えられる質問で話しかけてあげましょう!」と先生がいうと子供たちはのりのり。僕はこんな質問ができる!こうしてあげたらいいと思うなど、Rちゃんをお世話したいという気持ちでいっぱいの様子。オーストラリアの子供たちはこういうところが積極的です。
さらにRちゃんが英語を習うために、はるばる遠い日本からオーストラリアに来たこと。自分たちが例えば今反対に日本に行ったらどうなると思うか。Rちゃんにオーストラリアでハッピーな思い出を残して帰ってもらいたいね。など本当に的を得たお話を子供たちにしてくれました。
Rちゃんも気が付けばにこにこ顔わーい(嬉しい顔)先生のもって行きかた一つで、子供たちの気持ちもこんなにも違うのだな。と実感した1日でした。
その日以来、Rちゃんは楽しく学校に通っています。残りの3週間でたくさんのお友達ができて、最初に涙したことも、懐かしい思いでになってくれれば良いな~と願っていますぴかぴか(新しい)