前回のブログで案内した、シェアハウスに滞在されたお母様から体験記が届きました留学中シドニーやエアーズロックに行かれたりととってもアクティブ親子で、文字数の関係上全文ご紹介できないのが残念ですが、親子留学を考えられている方には大変参考になる貴重な体験記だと思います。ありがとうございました
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二年越しの計画で実現した私(母)と娘(8)、息子(6)の親子留学。夏休み中の一ヶ月間の滞在でした。健康第一で悔いの残らないようにしようと毎日を大切に過ごしました。
私達の滞在した家は50代の夫婦と犬、猫のいる家で、大金持ちでもなく、タイ人とオージーの男性二人のシェアメイトのいる家でした。子供もおらず生活時間帯の違う人々との同居だったので、夜中や毎朝5時前後に物音で目が覚めたりもしました。しかしお互い様な面もあるので、問題は親子で話し合い、他人との生活に折り合いをつけていくことが大切だということを学びました。
ホストマザーの行く礼拝にも毎回ついて行き、300人程の前に器を運ぶ大役をさせて頂いたりしました。ホストマザーとは夜ウォーキングをしながら色々な事を話しました。何気ない日常でしたが、とても良い時間が過ごせました。
子供達の様子ですが、娘は最初からニコニコ登校。息子は初登校の日にクラスに行きたがらずてこずりましたが、ニコニコの帰宅でその後は二人とも楽しく通っていました。帰宅後も元気そうな時はビーチや公園や図書館に行ったりして楽しみました。外に出れば異文化交流、英語の勉強の場なのでとても有意義に過ごせたと思っています。
2週目にはブリスベンに遠足があり、野生のコアラやワラビーを見たり、他校の生徒にいじわるされた時、クラスメイトに守ってもらったりしたそうです。娘の誕生日には、オージー家庭料理をごちそうになり、近所に住む孫やシェアメイトがみんなで祝ってくれました。3週目に息子が、”student of the week”という賞状をもらってきた時には、うまく過ごせているのだと思い、とてもうれしかったです。
4週目の最終日には、”Athletics Carnival”があり、200mで息子が1位、娘が3位になりました。
残念な事もありました。月曜と木曜に学校で食べ物を買える日があります。最後には食べたい物を全部買わせてやろうと、財布に$2.5ずつ持たせたら、息子の財布の中身だけがなくなっていました。ホストマザーに話したら、現金は肌身離さず持たせるように言われ、自分の危機管理能力のなさを痛感しました。あと一日で学校は終わりだったし、安い勉強代だと思い、黙っておこうと思いましたが、ホストマザーに言うべきだと言われたので、運動会の日に先生に話しました。「話してくれてありがとう。」と言われ、自分が「主張できる日本人」になれた気がしてうれしく感じました。
私自身は子供達が学校に行っている間、語学学校に自転車通学しました。講師のAdamとアシスタントHirokoさんはとっても親切で、英語砂漠の中のオアシスでした。特にアダムの授業は楽しくて、時間がたつのが早く感じました。教材の良いのもさることながら、文法の授業も分かりやすく構成され、英語レシピでケーキを作ったり、ゲームをしたり本当に楽しかったです。日本の外国人に日本語指導をしている私には大変勉強になりました。クラスで最年長だった私は、皆に「ママ」と呼ばれ、比較級・最上級の授業は、”older”, ”the oldest” といじられましたが、とっても良い雰囲気のクラスでした。
週末は、ビーチに行ったり、動物園や土ボタルツアー、年パスを買ってテーマパーク、クラスメイトとのランチやBBQなど、イベントのハシゴをして過ごしました。老体に鞭打ち、サーフィン教室にも参加しました。
最初は留学をあまり良く思っていなかった主人も、最後は「やりたいことはなんでもやって来い」と言ってくれたので、学校が終了後、「英語学習の集大成の旅行」をと密かに考えていた事を実行しようと思いました。「エアーズロック弾丸ツアー」です。
シドニーで乗り継ぎだったので、シドニー観光も組み込みました。エアーズロック、シドニー共、滞在時間は21時間。まさに弾丸でしたがポイントは全部おさえられました。Sunset, BBQ, Sunrise, ClimbとOpera House, 公園,史跡,港,水族館と自力でまわりました。途中で出会った色んな国の外国人旅行者と英語で色んな話ができるようになったことで今回の英語学習の成果を実感できました。子供達もそれなりにコミュニケーションをとっていました。
ハプニングとしては、自分のミスでエアーズロックのホテルがキャンセルされていて、砂漠で野宿になりそうだったり、バスに乗り違えて飛行機に間に合わないとパニックになったり、空港シャトルで$10だましとられそうになったり、息子がアラビア語のIDの財布を拾い、警察を探し歩いたり。とありましたが無事帰って来られました。
最終日はテーマパークで遊び納めして、サーファーズパラダイスに寄って帰宅しました。夜はホストマザーと語り合いました。
帰国の日の出発は朝7時でした。笑顔で車に乗り込みましたが、見送るホストマザーの顔を見たら涙が止まらなくなりました。3日たった今でも思い出すと目頭が熱くなります。子供達の年齢では早すぎて、私には遅すぎると言われ、ひと月では短くて意味がないとも言われましたが、これからの英語学習や子供の成長にとって、この親子留学は有益なことばかりだったと確信しています。
子供達は英語学習の経験がほとんどなかったのですが、2週目くらいから英単語を言うようになり、学校生活で聞く文から、Iam などを自然に話すようになりました。耳から入れて口で話すので、渡航前のカタカナ英語ではない発音で現地の友達と遊んでいました。
自然が大好きな娘はゴールドコーストが大好きになり、今から英語を勉強してまた行きたいと言っています。息子も、シドニーで「ゴールドコーストに帰りたい」と言っていました。私は、ホームステイや長期滞在含め、色々な国に行きましたが、オーストラリア・ゴールドコーストが一番好きになりました。名所、旧跡がどうこうではなく、町や人がいいのです。何度でも行きたくなるし、あんな環境で子供を育てたいと思うところです。つまり、親子留学には最高の場所なのです。どこに行こうか悩んでいる方、強くゴールドコーストをおススメします。
このような環境を整えてくださった親子留学ドットコムのあかりさんをはじめ、スタッフの方々に感謝しています。ありがとうございました。